お、起こしたくない 一度経験したあの機嫌の悪さを思い出し身震いする しかし、そんな心配は必要ないことに気がつく 「ユニ様、手」 「ん」 背中を行き来する指先を咎める 伝わったはずなのに止まらない指先 手はついに前に回る 「っ、ユニ様っ」 膨らみを手のひらで包まれ身体が勝手に反応する 離れようと体を押すも、びくともしない そうこうしている間に自由に動きまわる手に、昨日の熱が呼び起こされそうになる