しばらくして部屋の床いっぱいに敷かれた布団。



「なんで3枚?」


「偶にはいいだろ」


「じゃあ俺は真ん中~♪」



そう言って真ん中を独占する遊人。



「なんで男2人並んで寝んといけねぇんだよ!」


「ハハッ、冗談冗談」



この2人の会話を聞いて居てつい笑みが零れてしまう。



笑っている私に気付いた2人の表情が柔らかくなった。



「どうぞ、姫」



隣に移動し、真ん中を空けてくれた。