卑怯な私






「どうしたんだよ、急に」



私の上から退き、横に座り直した。



「まだ諦めてないんだろ?翔樹のこと」


「当たり前じゃん」



優希と付き合ったから、って簡単に諦められたらとっくの昔に新しい恋をしてる。



「でも、もう辛いんだ」



涙を堪える為に、右腕を目に乗せた。



「帰る時に見るツーショットも、翔樹の家に来る優希を見るのも、嬉しそうに優希の話をする翔樹を見るのも、全部辛い・・・・・・・・・」



目の上に腕を乗せたのは全く効果がなかったみたいで、涙が目から零れ落ちて行く。



「優子・・・・・・・・」



「もう、2人はSEXしたのかな?キスは、したよね・・・・・・・」



「それは・・・・・・・・」



きっとしてるよ。



だって、翔樹の機嫌が異常によかった時があったもん。



遊人も知ってるでしょ?



翔樹から聞いてるんでしょ?