卑怯な私





「おはよう」



自分の席で携帯を弄っていると、優希が登校してきた。



「おはよう」



前に座った優希に一瞬視線をやると直ぐに携帯に視線を戻した。



「優子、今日話したいことがあるんだけど時間ある?」



こんなに真剣な優希は滅多に見ない。



「ごめん、今日ちょっと用事があるんだ」


「放課後じゃなくて昼休みでも休み時間でもいいんだ。数分でいいの」



真剣さは物凄く伝わってくる。



「ごめん。2人の時じゃないと出来ない話?」



伝わってくるけど、今は優希の話は聞きたくないんだ。



「じゃあ今話すね」



え・・・・・・



ここで出来る話なの?



じゃあ、私の思い違い?



「私、土曜日翔樹に告白された」



ふっ、やっぱりその話か。



そんな気がしてたんだ。



昨日翔樹から直接聞いてたから。