卑怯な私




始発でこの町を出た。



昼頃には向うに着く予定で。



長年住んだ訳でもなく、数年しか住んでいなかった私の為に町中の人が見送りに来てくれた。



朝早いからいいと断ったのに、健太が集めてくれたのだ。



皆の姿を見てしまったら泣いてしまいそうで断ったというのも理由の1つだった。



案の定皆の姿を見て沢山の涙が零れた。