卑怯な私





「私、ずっとココに居る訳じゃないんだ。自分に自信が出来たら帰らなくちゃならない場所があるの」



“待つな”と言っても待ってくれている人達が居る。



「お人好しで過保護なんだよ。あいつ等は」



「そっか・・・・・・」



そんな顔をさせたくなかったから言って欲しくなかったの。



「じゃあ近々帰るのか?そいつ等の所に」


「え・・・・・・?」


「だって自信が付いたら帰るんだろ?」



そうは言ったけど・・・・・・・



「だったらもう自信ついてるじゃん」



そうなの・・・・・?



「そりゃ確かにこの町に来た時は不安定で頑張り過ぎる所があったから心配だったけど、今はそんな所はいっさい見られない。まぁ、それが惚れた理由でもあるけど」



そうだったんだ・・・・・・



自分じゃ全然気付かなかった。