「ねぇ!何かやらせてよ!」 「じゃあこれ練って」 まだ混ぜていないボールを優子に差し出した。 「言っとくけど、これ味付けしてあるから練るだけでいいからな」 優子の料理音痴は、変な調味料や具を入れるとこにも落ち度はあると思う。 「う゛・・・・・・・分かったよ!」 ちょっとご機嫌斜めになった優子は隣で練り始めた。 どうやら初めてやるらしく、顔はキラキラと光っている。 ココまで来ると昔の優子と料理をしているみたいで変な感覚に襲われる。