卑怯な私





「優子~、ご飯出来た~」



翔樹の声に、区切りのいい所で作業を止めた。



ガタン____



椅子に座ると、胸の前に手を合わせお箸を持った。



「明日休みだからどこか行くか?」



久々の翔樹の休みに嬉しくなりコクンと首を元気よく振った。



「久々だもんな。どこ行きたいか考えておけよ」



元気な笑顔を見て胸が締め付けられた。



私はこの声を一生殺し続けて生きて行くのだろうか。



出る声も出さずに、ジェスチャーと文字に頼って生きて行くのだろうか。



答えが分からない。



私の人生分からないことだらけだよ・・・・・・・