卑怯な私





「心配しなくても優希と連絡は取らない。お前を不安にさせることは絶対しないから」



本当にそう?



本当にあの話を聞かなくてよかった?



こんなにも翔樹は私の事を考えてくれている。



なのに私はそれを知らないで笑っていればよかった?



「頼むから出てきて顔を見せてくれ」



うんん・・・・・・



聞いて良かったのかもしれない。



確かに話を聞いて不安になったけど、翔樹独りで悩ませるよりは断然いい。



ガチャ_____



「優子・・・・・・・」



【大丈夫。優希と連絡取ってあげて?】



ホワイトボードに書くと、翔樹に見せた。



「いいんだ。アイツと話すことはないから」



でもっ!



咄嗟に声に出そうとしてしまった。



だが、遅いと気付いた時には翔樹は微笑んでいた。