卑怯な私



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「明日土曜日だろ?」


「そうだね」



お互いの家が背中を合わせるように建っており、尚且つ部屋が隣同士。



ベランダから相手の部屋に行き来できる距離。



翔樹に呼び出されたかと思えば明日の話。



「予定は?」


「優希とショッピング」


「一緒に遊ぼうぜ」



一緒に遊ぶ。



何時もなら即答していた。



でも、今回は気が乗らない。



だって今回は優希目当てでしょ?



なんで翔樹に協力なんてしなきゃならないのよ。



「遊人誘って4人でさ」



遊佐遊人(ゆさ ゆうと)。



名前通り遊び人。



翔樹の親友。



私達3人は中学からの付き合い。



だから、遊人は知っている。



私が翔樹のことが好きだと。



「遊人は知ってるの?翔樹が優希のことを好きだ、って」


「あぁ」



知って、るんだ・・・・・



「・・・・・いいよ。明日一緒に遊ぼう」



優希には相談出来ないことを、遊人に相談しよう。



そう思ってOKした。