(・・・でも何で私なの。)
日菜に1つの疑問が生まれた。
拓海に好かれるような行動をしたことはなくむしろ逆だった日菜にとって何故拓海が日菜を好きなのか全く分からない。
(べっつに可愛いわけでもないし。)
日菜は超普通の女子高生。
しかし拓海は確実に女受けしそうな容姿の大学生。
(大学の方が可愛い子も沢山いそうなのに。)
(てか樫本さんなら選び放題でしょ・・・。)
(あっもしかしたらJKが好きとか・・・いや違うかJK好きならもっと可愛い子選ぶか。)
(まま、まさかブス専・・・!!?)
また勝手に考えを駆け巡らせる。
日菜は考えれば考える程自分をブスだの否定的に見る傾向があるらしい。
(う〜〜〜ん。)
いくら考えても、思い当たる節はない。
「あの、何で私なんですか・・・?」
日菜は思い切って聞いてみた。
ライトで光る青色の自動販売機を見つめながら。
「んー、秘密!!」
「!?」
拓海は秘密の“つ”をスタッカートさせて子供みたいに笑った。
ドキッと何故か胸が高鳴る。
(ひ、秘密ってなんだァーーー!!!!)
心の中で拓海に大声で叫んだ。
