ロールキャベツと女子高生




「・・・・・。」


好き。


何が?


好き。


俺、


好き。


誰を?


好き。


俺、


羽根川さん


好き。


何度も拓海の言葉が途切れ途切れに頭の中でリピートする。


『俺、羽根川さんが好き。』


「・・・・・。」


『俺、羽根川さんが好き。』




「・・・・・・・・

はっ!?えっまっ、ちょっちょっ、
ええええ!!!??」


やっと拓海の言っていることを理解し、ガラでもなく大きな声を出してしまった。


日菜は驚きすぎてベンチから、まるで体重がなくなったのかのようにサッと立ち上がった。


(わっけわからん!!
わっけわからん!!!!)


日菜は頭が混乱して今自分がおかれている状況が信じられなくてこれは夢なのかではないかと思った。


ハッとしてとっさに頬っぺたをつねる。


(い、痛い・・・)


十分痛かった。


拓海はそんな日菜を見て愛おしそうにクスッと笑っている。