由良を追って、廊下に出てみるけれど……。
「………。…おらんやないかい。」
由良、そこにおらず。
「ほんまもんのトイレやったんか。」
勘違い…、か。
恥ずかしいやないか。
仕方なしに、私もトイレへと向かって……、鏡の前で、じっと自分の顔を…凝視する。
「ひどい顔やな……。」
目は、赤く腫れぼったくなっているし、ここんとこ派手に笑てないからか…?
なんだか、頬に…ハリがない。
「リアルパグやな…。…しっかりせい、私!!」
鏡の自分にばしゃっと水を…掛けてやる。
「…………情けない。」
いつまでこんなんしとるつもりなんやろ。
この、何とも言い難い、
もやもやとして、チクッとして……
由良といる時に感じる、このしょーもない感情を。
私は一体何にぶつけたら……いいのだろう。
意気消沈して、トイレから出ると……。
「…長いな、う〇こか。」
「……………!!」
モヤモヤの元凶、由良…、現る!
「……………。女子をトイレの前で待つとは、ほんまデリカシーのカケラもないヤツやな…。」
「男子の連れションについて来る女子に言われとうないわ。」
「「……………。」」
………口…利いてもうたな……。
「……何で泣いたん?」
「…………。」
「阪本と何かあったんか。」
「……。おかげさまで、そちらは上手いこといっとります。」
「………。じゃー…、何?」
「………。……自分でも、ようわからん。」
「何やソレ。」
「アンタのせいなのは…確かだけどな。」
「………?」
もう無理や…、限界やねん。
「………寂しーねん、由良。」
「……え。」
「ごめん……、さみしいねん。」
「………日向?」
「アンタと馬鹿してないと……、つまらん。訳わからんけど、めっちゃさみしーねんなあ……。」
アカン、泣いたら。
由良……、驚いてるやん。
「……泣く程のことか!」
「…………。」
「そんなん……、泣いたら卑怯やん。」
「…………………。」
「………。…おらんやないかい。」
由良、そこにおらず。
「ほんまもんのトイレやったんか。」
勘違い…、か。
恥ずかしいやないか。
仕方なしに、私もトイレへと向かって……、鏡の前で、じっと自分の顔を…凝視する。
「ひどい顔やな……。」
目は、赤く腫れぼったくなっているし、ここんとこ派手に笑てないからか…?
なんだか、頬に…ハリがない。
「リアルパグやな…。…しっかりせい、私!!」
鏡の自分にばしゃっと水を…掛けてやる。
「…………情けない。」
いつまでこんなんしとるつもりなんやろ。
この、何とも言い難い、
もやもやとして、チクッとして……
由良といる時に感じる、このしょーもない感情を。
私は一体何にぶつけたら……いいのだろう。
意気消沈して、トイレから出ると……。
「…長いな、う〇こか。」
「……………!!」
モヤモヤの元凶、由良…、現る!
「……………。女子をトイレの前で待つとは、ほんまデリカシーのカケラもないヤツやな…。」
「男子の連れションについて来る女子に言われとうないわ。」
「「……………。」」
………口…利いてもうたな……。
「……何で泣いたん?」
「…………。」
「阪本と何かあったんか。」
「……。おかげさまで、そちらは上手いこといっとります。」
「………。じゃー…、何?」
「………。……自分でも、ようわからん。」
「何やソレ。」
「アンタのせいなのは…確かだけどな。」
「………?」
もう無理や…、限界やねん。
「………寂しーねん、由良。」
「……え。」
「ごめん……、さみしいねん。」
「………日向?」
「アンタと馬鹿してないと……、つまらん。訳わからんけど、めっちゃさみしーねんなあ……。」
アカン、泣いたら。
由良……、驚いてるやん。
「……泣く程のことか!」
「…………。」
「そんなん……、泣いたら卑怯やん。」
「…………………。」


