ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)





彼は髪をくしゃっとかきあげて。



「ここじゃあゆっくり話せそうにないし……、」



また、私の手を握る。



じんわりと、汗ばむ…熱い手。





「ここから…、抜けよっか。」




「………は…、はい…。」






それから…一気に掻っ攫うかのようにして…走り出す。





途中で、アキラ達と…すれ違った。



アキラはにんまりと笑って……、




私にピースサインを送る。





私は返す余裕もなく、阪本くんのペースについて行くのに……



必死だった。