「こなっちゃ~ん!私6組やったで~!」 タイミング良く、ひいちゃんが遠くから…駆け寄って来た。 「…まあええわ。先輩やし、こんくらいの無礼許しちゃる。」 「はあ?!」 私は少年の肩をポンポンっとたたいて。 「この学校、敷地広いから…迷子にならんよう、よう気をつけぇよ?」 ビシっと決め台詞を語ると。 「ほな、またな~?」 軽く挨拶をして… ひいちゃんの元へと急いだ。 「……なんやねん、あのオンナ……。」