「……ちゃうで、ホンマモンや。顔もな、どことなく似てんねん。」
「………。」
「2組なんやて、めっちゃ近くにおったんや~ん。キャ~!」
「…………。」
「ねえ。」
「ん?」
「何で何も言わんの。」
「………。今、耳元で…金切り声聞こえたん。ホラーやろ、完全なる。そしてその女の幽霊が今……、俺の肩掴んどんねん。もう少しでチビるとこやったわ。」
「……。小便小僧がここにおりまーす、みなさ~ん小べ……んっ……?」
由良の手が…私の口を封じる。
「〇×~………!!」
「……保健室で脳みそ治療してこいや。」


