ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)






ダッシュで教室へと向かい……、



入口を開けて、こっそりと廊下を…覗く。




「……来るやろか…。」



ドキドキ…


ドキドキ……


ド……



「どないやねん、この心臓っ?!…って、…あ…こりゃ失礼……。」



教室にいる人達が、不審がって…こっちを見ていた。




……恥ずかしいやん。









しばらくすると……、





談笑しながらこっちへと向かってくる由良と…、岡田くんの姿が見えてきた。



「……岡田くん?」


何で、彼が居てるのかはわからんけど……



由良は、いつもと同じ笑顔で…目の前を、通り過ぎていく。




私はドアから顔を出して…、今度は、由良のちっこい背中を…見送る。




視聴覚室前……。



江夏くんはメール送った言うとったけど、



ヤツは目をくれることもなく……



アッサリと、通過して行った。





「……。アホや…、私。何を期待しとったんやろ。」





意識しとるのは……、私だけ……?