帰り道、家の近所にできたお花屋さんをのぞいてみると、今朝は殺風景だったお店に、朝は置かれていなかった少しのお花で彩りが添えられていた。

お店のドアにはりつけられている紙が目に入り、近づいてみる。それにはいつこのお店がオープンするのかが書かれていた。

「……オープン、明日じゃん」

来てみようかな、と思ったのは一瞬で、すぐに踵を返し、家路についた。