*零央side 美柚たちをなるべく遠ざけたかった 花蓮と2人で話す義務もあった 美柚たちが去ったのを確認したあと、俺は花蓮を見つめた 「お兄様、お会いしとうございました」 花蓮は、【表の顔】を見せた 俺はもう花蓮の裏の顔など、もうかなり昔から見抜いているというのに いつまで演技をするつもりなのだろうか 「ところで先ほどの方は…美柚さんではなくて?」