「ストーカーじゃないっすよ。今先輩、心の中でそう思ったでしょ?」

「………」

「ほんとはココ、俺のサボりの特等席でもあるの!」


最初っからそう言えばいいのに…



「だって葉月先輩の反応おもしろいんだもん。」

「っ!?」



よ、よまれてる…!



「~っどうでもいいけど、もうあたしに話しかけないで!!」



そう言って、立ち上がったとき。



-コロッ…



「あ、先輩、何か落とし…」

「ッッ!!」



そう言って拾い上げた指輪を、あたしは乱暴に受け取る。



「先輩?」