私の隣の席は辰田祐。


顔は整っていて優しくて頭がいい。

そして私の幼なじみ。


「結愛大丈夫?」


「う………うん、ありがとう」


ちなみに偶然にも私の前の席は美優だった。


美優は気を使ってくれたのかなにも聞いてこなかった。



一時貫目は数学。


あのゴリラの授業だ。