二学期になって、ほんの数日後、

嫌な予感が的中した。

「日和ちゃんが、校長室に…?」

何で、こんなことばかり当たるんだか…。


自習室に集まっていた俺たち三人の下へ、気を利かせた教員が知らせに来ていた。


事情を察した亮介は、険しい表情で押し黙っていた。


千歌は、教員を、声を荒げて問い詰めた。

「なんで!?理由言ってよ!!日和は、そんなとこ呼ばれるようなことするこじゃない!!あの子、泣かせたらただじゃ…っ!」

「千歌!」

教員の腕を掴んでいた千歌の手を押さえて、引き離した。


「アキさんっ、邪魔するな!納得いかない!!」


「うん、分かってるから。」

「っ…。」