【続】朝の旋律、CHOCOLATE



私の、哲に対する心は、広くない。

ヤキモチも妬くし、怒りもするし、拗ねもする。


だけどもし、哲が。

こんな風に私との連絡を、絶ったとしたら。



きっと、追わない。

追いたくて追いたくて、泣く気はするけれど、きっと出来ない。


こういうの、プライドが高い、って言うのかな。

この、真ちゃんに避けられちゃった彼女みたいに、カッコ悪いこと……出来ない。


賛否両論。

恥も外聞もかなぐり捨てて、こんなにも想える、って。
幸せ、かも知れないけれど。

真ちゃんは、この彼女からの電話に出ずに。

メールに返信をする事もなく。


彼女はそれを、浮気だ、と決めてかかり。

相手は私のはずだ、と、思い込んでいる様子、だった。




「…今は出先なので……もし私の彼に連絡が入ったら…あなたに電話するように伝えます」




あくまでも。
真ちゃんは、哲の友達。

私は、何も知らない。