【続】朝の旋律、CHOCOLATE



真也はね、と。
エレンさんは、嬉しそうに、話す。

真ちゃんがいかに良い子で、いかに優しい子か、を私に語る。



うん、知ってるよ。
真ちゃんは、とても優しい。

……ピアスだらけでタトゥーだらけだけど。




「そー!」

あんなに肌に傷つけて!
なんて馬鹿な子!

せっかくおじいさんに似て、いい男なのに!



エレンさんは、強調したい相槌は、“そー!”しか知らないかのように。

私がたどたどしく話す事を理解すると必ず、そう叫んだ。

もう…微笑ましいやら、おかしいやら。
可愛くてたまらない。



何度か鳴っている着信。

見ないわけには行かないのだけれども。



まさか。

紹介できない、と評された、巨乳の彼女と…エレンさんの前で話すのは…ねぇ……?




真ちゃんたら……
一体何してるの…

“おじいさんに似たイケメン”の名が…泣くよ!?



ああもう、登録なんかしなきゃ良かった…!!!