真ちゃんは、私から視線を外して、哲とエレンさんを、見た。
「……蜜が………」
「私?」
真ちゃんの、耳を縁取るような、ピアスの数は。
哲のそれよりも、多い。
タトゥーの位置も、ピアスの位置も、哲とは違う。
違う、けれど。
「…………後でヤらしてくれんなら考える」
もー最近、恵まれなくて大変なのョ。
と。
明らかに、無理矢理にごまかそうとした真ちゃんは。
自分でも失敗したと思ったのか、あぁ…とため息をついて。
「…………テイク2…OK?」
「……OK」
やっぱり噛みつけなかった私の様子を窺いながら、大きくゆっくりと、息を吸った。

