【続】朝の旋律、CHOCOLATE



エレンさんたっての希望で。

私とエレンさんを、哲と真ちゃんがエスコートする、という事になった。


話をするにはありがたいんだけれども、どうにも切り出す事は難しいように、思えた。


イギリスから何時間もかけて来たばかり、とは思えないくらいに元気なエレンさんは。

私、あなたがいいわ、と。
哲の腕に、指先を掛けた。




「ちょっ…ばぁちゃん……俺の立場は?」


そんな成り行きに、すっかり諦めたのか、真ちゃんはいつもの表情を取り戻していて。


私に、ごめんな?と。
苦笑した。




蜜、靴を見に行きましょう。


戸惑う事もなく、きちんと腕を貸す哲が、やたら綺麗に見える。

………哲って…見た目は駄目なのに紳士なんだなぁ…。

そういえば、パーティーに呼ばれて、マナーで戸惑った事ないもんなぁ…。



なんだか、私の知らない哲を見たような…、気分。