エレンさんは。
アンティークな服と雑貨を売る店で、ブラウスとスカートを買い直して。
試着そのままに、着ていたワンピースを袋に入れて貰っている。
私はその隙に哲に電話を掛けて。
おばあちゃん拗ねちゃって、今、買い物してます、と伝えた。
「……おばあちゃん最強」
値切ってたよ…。
意外と値切れるもんだったよ…。
私、ストール、色違いのやつお揃いで買って貰っちゃったよ…。
私は、今いる店の名前を伝えて。
今度は、靴を見たいというエレンさんのあとを、追った。
蜜は、どんなのが好き?
エレンさんの身長は、私よりも低い。
靴を見る前に、お箸屋さんに寄った私達は。
せまいスペースに詰め込まれるように並んでいる綺麗な箸を、いくつも手に取って。
英語表記の説明書きを、丁寧に読んでいた。

