真ちゃんの選んだ、おばあちゃんの新しい服は。
緑色じゃなかったけれど、ちょっと綺麗な、ワンピース。
パウダールームの入り口で、紙袋ごと私に渡した真ちゃんは。
何かを言いたげに、ちょこっと片眉を上げたけれど。
「………」
…何も言わない真ちゃんなんて、気持ち悪い。
「………哲んとこにいるわ」
「うん」
首を傾げるように、ようやく苦笑を浮かべた真ちゃんは。
あ~、ありがとう…なんて蜜にだけは言いたくねぇ~…、と。
やたら失礼な事を呟いた。
…なんでだ!
別に言われたかった訳じゃないけど!
言いたくない、って言われると、無性に聞きたくなるじゃないか!!!

