とにもかくにも、着替えだよ。
まだ寒いもの。
風邪ひいちゃう。
「真ちゃん、服買って」
綺麗なやつ。
出来れば緑の。
「緑?」
「おばあちゃんの目みたいな」
「……あぁ」
「哲はミルクティとお留守番」
真ちゃんの買ったやつ、置いとけないし。
「………………」
おばあちゃん、行きましょう。
とりあえずパウダールーム。
擦ったとこ、洗わないと。
私、絆創膏あるから。
哲は、お構いなしに喋る私の言葉を、囁くように通訳してから、ちらりと真ちゃんを見ると。
笑いを堪えるように空を、見上げた。
私は、あまり英語が出来なくて。
おばあちゃんも、少ししか日本語がわからない、けれど。
お互いの身振り手振りと、探り探りの単語。
あとは、アイコンタクトがあれば、何とかなるものよね。

