どのくらい、待ったかな。
冷たい風が、ちょっと寒い。
味も解らないくせに、アイスカフェオレなんか買うんじゃなかった。
これはストーカー?、なんて。
やや後悔した、頃。
ふと視界を掠めた、金髪。
私の陣取るカフェの、入り口付近。
レザーのライダースジャケットを着た、少しパーマの掛かった金色の、髪。
彼はひとりで。
私に気づかないまま、ドアを入って行く。
私のいない世界での真ちゃんを垣間見たような、不思議な感覚に。
店内で何かを注文する真ちゃんを、つい黙ったまま、見つめた。
うん。
やっぱり小汚くて、とてもセクシー。
あ、髭……なくなってる。
髭が無いのに小汚いってどういう事だ。

