真ちゃんの自宅に、電話をかけた。
自宅に戻るのは何時頃か、と。
真ちゃんのおばあちゃんは、大変元気で好奇心旺盛だとかで。
ミッドタウンで買い物をしてから、戻る、…と思う、と聞いた。
当然、真ちゃんはエスコートするはずだ。
使うだろう電車を思えば、使う入り口は、ここか、向こう。
哲と別れて、入り口付近のオープンカフェに、陣取った。
ここを真ちゃんが通れば、すぐわかる。
だって。
小汚いくせに、あんなにセクシーな男は滅多にいない、と思うから。
ひとりで出歩ける、っていう普通の事。
じゃあ後で、と言える普通の事が、なんだか特別に晴れやかな事のように思えて。
私は片手で、ソフトクリームの乗ったアイスカフェオレをかき混ぜながら、風通しの良い空を、見上げた。

