Smooth Operator。
では、ないと思う。
真ちゃんが前にくれた、テレビからの録画DVD。
Sade の、Smooth Operator を聴きながら私は。
真ちゃんは、とっかえひっかえ彼女がいるけれど、この歌詞に出てくるひとのようなタイプではない、気がしていた。
案の定、哲にも私にも“大丈夫だョ”しか言わなくなった真ちゃんを、思う。
「……哲、そろそろ行こ」
私たちは、ひそひそと。
内緒話をするかのように、話し合った。
私を真ちゃんに“貸す”ような真似はしたくないと言う、哲の思いは、無視できない。
だからって、いっそ自分が、っていう思考は、なかなか斬新だったけど。
多分、今頃。
真ちゃんは空港に、おばあちゃんのお迎えに、行っている。
多分、もう。
真ちゃんの中で、どうするのか心も決まっている、はず。

