哲は、一生の問題なんだから、自分で納得行くように考えるだろ、と。
淡泊なセリフを、苦渋の表情で、呟いた。
そう、なんだけど。
そうなんだけど!
全てが全て“運命”って思うのは、諦めるのと同じだよね!?
「真ちゃんは、ちゃんと好きな人と結婚するんじゃなきゃ、イヤ」
ちゃんと…ちゃんと…、断れるかな。
ちゃんと、好きなひとがいる、って嘘つけるかな。
私は、処方された薬を飲んで。
少しは改善したのかどうか、よく解らないまま、食べる量がますます減っていたけれど。
哲が黙って口に入れてくれるチョコレートを、なるべく味を意識して、溶かすようにして食べながら。
ノーマルパターンで、私が彼女のふりをするのと。
アブノーマルパターンで、哲が彼女?のふりをするのと。
どっちもうまく行かないような気がする、なんて。
考えていた。

