【続】朝の旋律、CHOCOLATE



「……そんな追い詰められたような顔、すんなって」


大丈夫だョ、悪かった。
蜜は、哲のことだけ見てな。

ちゃんと、なんとかするから。

どうなったとしても、そりゃ運命なんだョ。




「………ぅん」


でも、と言い淀んだ私の髪を撫でて真ちゃんは。


それより、早く薬飲め。
味しないからって、食わなすぎョ?
元々無い乳が萎んだら、いくらなんでも哲、嘆くでしょー?


なんて。
…笑った。





「…無く…ないもん」

「……あるとでも?」

「…………ありはしない…」

「だろ?」

「………………ぅん」

「……………」




真ちゃんは、私の彼ではないけれど。

どうしてか、いなくなることは、とても不安で。


単に、クラスメイトが転校するような寂しさに似ているような気がするけれど。


私は。
“取られる”と感じた事に、ひどく焦りを、感じた。