【続】朝の旋律、CHOCOLATE



「哲、私ホタテ食べたい」

「ホタテ?」


うん、ホタテあるとこなら、きっと哲の好きなイクラもある。

真ちゃんがいたら、また和食?って言われるかも知れないけど、いないし。




「あいつ、車ウチに置きっぱなしだよなぁ」

「あ~…そうだねぇ…」


どうするんだろう、真ちゃん。



思うんだけど。

真ちゃんの彼女。

今日、きっと約束無かったんじゃないかな…。

真ちゃん、ちゃんと週末にうちに来なくなるもの。

約束があれば、ちゃんと彼女優先するもの。




……心配、なのかな。
あんなにおっぱいあるのに。




「…哲、真ちゃん無事かなぁ」

「や~……微妙」




何となく。
何となく。

イヤ、かも知れない。


真ちゃんが、疑われてる事。