【続】朝の旋律、CHOCOLATE



今日はよく晴れていたから。
たくさん洗濯をした。

朝からシーツを洗って。

カーテンも洗って、元通りにレールに掛けてきた。


三時頃、薄手のブラウスだとか、ストールだとか、下着だとかも干せた。

風が強くなってきたから、きっと帰る頃には乾いてるだろう。



明日はお休みだから。
午前中、アイロンをかけよう。


そんなことを思いながら、切れがちな息と、まだ無理、と主張する肺を労るべく私は。

次回はコレを演りましょう、と配られた楽譜を、目で追った。


曲は、オペラ座の怪人の中の数曲。


CDでかかるそれを聴きながら、これが上手く仕上がったら、どれだけ気持ちいいだろうと。

譜面と音に合わせて、指の動きだけを、追った。