何となく。
心配で不安で、ざわめいてしまった心の内側は。
甘ったれな私の性質をよく知った、年配のオヤジ共に。
うまくなだめられた、というか、かき回されて、何が不安だったのかを、解らなくされた。
マモちゃんには、にこにこと。
今日のお昼に、美味しい柴漬け持ってきたから、少し分けてあげるね、と微笑まれ。
シゲちゃんは。
哲の奴、病み上がりの嬢ちゃんに襲いかからなかったろうな!?
なんて、絡む。
婿様がそれに乗っかって。
朝から全開エロトーク。
いつの間にか。
私の…その……
下の方の毛が…無いに違いない、とか…。
締まりが…どうとかいう話に花が咲いていた。
カオスだよ…。
私の職場…カオスだよ…。
「蜜、これ20個、下穴開けて」
そんな…哲………
なんでそんな平静なの…
ちゃんと否定しようよ!
「…毛…あります、って俺が言うの?締まりはこうで非常に良好です、って?」
「…………………」
完全にセクハラ。
職場丸ごと、セクハラ。
でもね。
セクハラなんだけどね?
私、すごく。
この職場が、好き。
あ、セクハラされるのが好きな訳じゃないよ!?

