私がこの世から消えた日


そんなことをふと思い出しながら

私は彼に抱きしめられていた


どうしても伝えれなかった

伝えとければよかった

その数文字の言葉を


喉の奥に押し殺して


ただ、泣き続けて


不意にことばが口からこぼれ落ちる






「ねえ、好きだよ」