溺愛レッテル

それだけなら、わざわざ座って話すまでもないだろうに。

私は首をかしげた。

「あとは?」

「ただ、いくつか”誓約”がなきゃならないんでね」

「はあ」


唇を吊り上げて、嶺は私の隣へ腰をおろした。

彼の言う誓約は、全部で4つだ。