飲み会がスタートして、1時間ぐらいは経ったと思う。 端に座っている私のとこに何人か来てくれた人もいた。 でも、少し話すとまたみんなの輪に戻っていく。 元々、男の人と会話するのが苦手。 彼氏がいた事はあるけれど、私はペチャクチャ喋る方ではない。 盛り上がりきれず、そろそろ帰ろうかなって思った時、 「隣いいかな?」 遅れてきた彼に声をかけられた。 『あ、はい。どうぞ。』 チラッと彼の顔を見て、また下を向く。