呪島~ノロイジマ~

「クスクスクス」


早紀が笑いながら斜面を降りてくる。






斜面なのに滑り降りるのではなく、一歩……また一歩と近づいてくる。


相変わらずニヤニヤと微笑みながら。






「早紀ちゃん……」


――違う!


輝之は確信した。


目の前の女は早紀ではないと……