呪島~ノロイジマ~

「じゃけど何で今頃こんなとこに出るんなら?」



「知らんわ」


「さっきのお客さんが連れてきたんじゃ」


貴志の嫁の美春が言った。



「客?」


「なんでも沖神の会社の保養所に泊まりに来とる言うとった」


「ほんまか? ほんならそいつが取り憑かれとって、ここに連れてきた言うんか?」


「うん。そうじゃ」


美春は頷いた。