呪島~ノロイジマ~

もちろん早紀はちゃんと繋いだつもりだった。


しかし、いかんせんロープ結びなどしたことがないのだから、

きちんと結べていないことにすら気がつかなかったのだ。



「何でちゃんと結んどかない……」


怒鳴りかけて輝之は、ハッとなった。



都会から遊びに来た女の子が、知ってると思うほうが悪い。

現にこの娘の彼氏は知らなくて、自分が教えたではないか……


彼女に任せて、確認を怠った自分の責任であるのだ。



「ごめん……」


輝之は泣きそうな顔の早紀に向かって謝った。