呪島~ノロイジマ~

「嘘だろ……おい!」


輝之は走り出した。


早紀が見たその先……






繋いでおいたはずの船が、沖に向かって流されている。


輝之が走って波止の先端まで行ったが、すでに船はその先50メートル程沖を漂っていた。


「何でだよ!?」


輝之は呆然と立ち尽くした。


早紀がそのすぐ後ろまで行く。


「ちゃんと繋がなかったのか!?」


輝之が早紀を睨んだ。