呪島~ノロイジマ~

一体何がなんだか全く分からない。


早紀は港に向かって走る輝之の後を、必死で追いかけた。



「ちょっと、ちょっと待ってください」


港まで来たところで、早紀は肩で息をしながら輝之に行った。



「いったい何なんだよ? あの驚き方は尋常じゃないよ」


輝之は振り返って早紀の顔を見た。


もちろん早紀にも分かるわけがない。


「とりあえず保養所に帰ろう」


輝之はそう言うと、船を係留した場所を目指して歩き始める。


早紀も慌てて後を追った。