「先生もまだお若いようですからご存じないかもしれませんが……」
「と、おっしゃいますと?」
「実はですねぇ、大昔この島で幽霊騒ぎがありまして、一晩で多くの方がお亡くなりになったんです」
「えっ!? あ、あああれですよね? 幽霊がカメラに映ったってやつ。知ってますよ。えっ!? それがここ?」
実は綾たちはそのことを知ってこの島に来ていたのだが、有吉はまったく気がついていなかったのだ。
「ええそうです」
松本は頷いた。
「なんでまたそんなところに美術館なんて……」
「それは私にも分かりません。正直フェリーも運航されていないような島になぜ? って私も思いましたし、今も思ってます」
「はぁ……」
「そんなこともありまして、事件をリアルタイムで知っている年配の者は誰もここに来たがらないのです」
「なるほど……でも、アナタは怖くないんですか?」
「いやぁ、そりゃあ怖くないと言えば嘘になりますが、実際のところ出勤は芸術祭開催期間の日中だけですし、
勤務も一人きりということもありませんし、それより何よりこの島の勤務の者は、特別手当が支給されるので、正直おいしいんです」
松本はそう言って微笑んだ。
「と、おっしゃいますと?」
「実はですねぇ、大昔この島で幽霊騒ぎがありまして、一晩で多くの方がお亡くなりになったんです」
「えっ!? あ、あああれですよね? 幽霊がカメラに映ったってやつ。知ってますよ。えっ!? それがここ?」
実は綾たちはそのことを知ってこの島に来ていたのだが、有吉はまったく気がついていなかったのだ。
「ええそうです」
松本は頷いた。
「なんでまたそんなところに美術館なんて……」
「それは私にも分かりません。正直フェリーも運航されていないような島になぜ? って私も思いましたし、今も思ってます」
「はぁ……」
「そんなこともありまして、事件をリアルタイムで知っている年配の者は誰もここに来たがらないのです」
「なるほど……でも、アナタは怖くないんですか?」
「いやぁ、そりゃあ怖くないと言えば嘘になりますが、実際のところ出勤は芸術祭開催期間の日中だけですし、
勤務も一人きりということもありませんし、それより何よりこの島の勤務の者は、特別手当が支給されるので、正直おいしいんです」
松本はそう言って微笑んだ。


