「すみません。先ほど電話してもらった創英中学の者です」
有吉は建物に入ると、中にいるスタッフに声をかける。
「ああ、いらっしゃいませ」
中にいた若い男が声をかけてくれた。
「どうもすみません。お忙しいときにお邪魔しちゃって」
「いえいえ、大丈夫ですよ。創英中学さんの作品は素晴らしいですねぇ、といってもまだ写真でしか見ていないのですが」
「ああ、有り難うございます」
おそらく社交辞令なのだろうが、有吉は素直に喜んだ。
「あっ、私はこの美術館の管理をしています、岡山市役所観光課の松本です」
若い男は笑顔で挨拶をした。
「えっ、市役所の方なんですか?」
「ええ。ここは一応美術館ではあるんですけど、せとうち芸術祭の資料館みたいなもんですから、
一応私が岡山市役所観光課、せとうち芸術祭管理係長という肩書きでやらせてもらっているんですよ」
「へぇ~係長さんでしたか。まだお若いのにすごいですねぇ~」
「いえいえ違うんです。若いから押し付けられているんですよ」
「え? それはいったい……」
松本の喋る感じが、謙遜だけではないように感じて、気になった有吉は聞き返した。
有吉は建物に入ると、中にいるスタッフに声をかける。
「ああ、いらっしゃいませ」
中にいた若い男が声をかけてくれた。
「どうもすみません。お忙しいときにお邪魔しちゃって」
「いえいえ、大丈夫ですよ。創英中学さんの作品は素晴らしいですねぇ、といってもまだ写真でしか見ていないのですが」
「ああ、有り難うございます」
おそらく社交辞令なのだろうが、有吉は素直に喜んだ。
「あっ、私はこの美術館の管理をしています、岡山市役所観光課の松本です」
若い男は笑顔で挨拶をした。
「えっ、市役所の方なんですか?」
「ええ。ここは一応美術館ではあるんですけど、せとうち芸術祭の資料館みたいなもんですから、
一応私が岡山市役所観光課、せとうち芸術祭管理係長という肩書きでやらせてもらっているんですよ」
「へぇ~係長さんでしたか。まだお若いのにすごいですねぇ~」
「いえいえ違うんです。若いから押し付けられているんですよ」
「え? それはいったい……」
松本の喋る感じが、謙遜だけではないように感じて、気になった有吉は聞き返した。


