呪島~ノロイジマ~

要救助者の少女にかかった土砂を取り除いていたら、突然北村が大声で叫び、そして外に走って行く。


何が何だかさっぱり分からず、川野はその場に取り残されてしまった。


「おい、北村!」


叫んだけれど、北村は止まらない。そのまま外に出てしまった。



「何なんだよいったい……」


北村に何があったのか? すでに洞窟内に投光器が持ち込まれているから、周囲は明るい。


川野はグルリと周囲を見回したが、何もおかしなものはなかった。


「何なんだよ。あのバカは」


思わず文句が口を出る。





「ぅふふふ、遊ぼ」



「え!?」


女の子の声が背後でした。




「うわぁあああああああ」



驚いて振り返ると、











誰もいなかった……。