呪島~ノロイジマ~

最寄駅に着くと、二人は美絵の自宅に向かい歩き始める。


ここから美絵の家までは、徒歩十五分ほど。


少し歩いたところで、美絵が進路を大通りから中道に変えた。


敦也は美絵の家を知らないから、気にせずそれに着いていく。




少し歩いたところで、美絵が立ち止まった。



「どうしたの?」


敦也が聞く。



「ここ……早紀の家」


「ああ、ここが……」



そのとき二人は見た。




二階の窓からこちらを見つめる早紀の姿を……。



ここに早紀がいるはずがない。



つまりそれは……


早紀がすでに死んでいることを意味する。



「嘘よ!」


美絵は早紀の家の玄関に向かって駆け出していた。


「お、おい!」

敦也が慌てて後を追う。



美絵が玄関のドアノブを掴んで引く。









ドアが開いた。