呪島~ノロイジマ~

早紀は遺体安置所で、変わり果てた姿の母親と対面した。


大声で泣きながら母の身体に抱きつく。



あの時……


泣きべそをかきながら、迷子になったなんて不安な声で電話なんかしなければ、お母さんは島に来なかったに違いない。



間違いなく、お母さんが死んだのは自分に責任がある。


泣いても泣いても、涙が止まることはなかった。


ただひたすら後悔が頭の中を支配する。



「お母さん……」


早紀は泣きながら母の頬を撫でた。



「お母さん……」


冷たくなった母の顔。



「一緒に東京に帰ろうね……」


拭っても拭っても涙が溢れる。









冷たくなった母の頬に触れる。


「帰さない!」


突然母の遺体の目が見開き、早紀の顔を睨みつけた。